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2008年02月29日

【京都市】ユニーク脱温暖化に助成 最高1千万円

京都市は28日、環境分野で先進的な事業を手掛ける企業や団体に3年間で最大1,000万円を助成する「京の環境みらい創生事業」で、初めての採択となる4件を発表した。

修学旅行生らを対象にした「マイボトル」の普及計画など、いずれもユニークな取り組みが選ばれた。

脱地球温暖化に向けた市として初めての助成事業で、14件の応募の中から書類や面接で審査した。

中でも、ユニークなのがNPO法人(特定非営利活動法人)プラスワンネットワーク(中京区)などでつくる「京都2Rプロジェクト」が進める構想。
修学旅行生が利用する旅館やコンビニエンスストアで、再利用できるボトルを800円前後で販売し、ボトルを持っていれば割安でジュースなどの飲料を継ぎ足して購入できるという内容。
ボトルには京都土産になるデザインを考案する予定で、旅行生にとっては思い出の品にもなる。
販売拠点などを検討しながら、近畿コカ・コーラボトリング(大阪府摂津市)などとも連携して来年度に事業化する。

また、環境問題の研究者らでつくる「3R検定実行委員会」(左京区)は、今年11月にリサイクルや再利用に関する知識を問う検定を初めて行い、地域のごみ減量活動に役立つ人材の育成を狙う。

このほか、飲食店の換気を効率化する装置の実用化でベンチャー企業ウインドナビ(左京区)、廃棄された石こうボードなどを再利用する舗装材の研究開発で玉井道路(伏見区)も選ばれた。

市は4事業に本年度から約2,800万円を助成する予定で、事業化による利益の一部は市に還元される。

京都新聞より

投稿者 trim : 2008年02月29日 15:46