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2008年04月11日

カーボンオフセットの旅行(近畿日本ツーリスト)

近畿日本ツーリストは10日、旅行中に発生する二酸化炭素(CO2)を、排出枠の購入で相殺する団体旅行を5月から発売すると発表した。

交通機関や宿泊施設の利用で排出したCO2を自然エネルギー利用や植林など別の場所で減らしたCO2で相殺したと見なす「カーボンオフセット」という仕組みを使う。
利用目標は10,000人。

旅行業界ではJTBがカーボンオフセットを付けた旅行プランを2007年6月から販売している。
京都議定書の約束期間入りで環境意識が高まっている。
環境維持費用を自ら負担する旅行商品として定着しそうだ。

近ツーは当面、修学旅行者を対象に1人当たり500円程度を追加するプランを提案、販売する。
行き帰りの交通機関と宿泊先のエネルギー消費から、排出したCO2量を算出する。

例えば関東から関西まで行きに新幹線、帰りに飛行機を使う1泊2日の旅行ではCO2相殺に1人500円の負担になるという。
遠出の旅行でCO2費が高くなるときは一部の相殺にとどめる。

京都議定書に基づいて国連が認証した排出枠をリサイクルワン(東京・渋谷)から購入する。
旅行者にはオフセット利用の証明書を発行する。

日経産業新聞より

投稿者 trim : 2008年04月11日 11:01