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2008年10月29日

白鶴が稲刈り 銀座“地酒”に

東京・銀座のビルの屋上で28日、黄金色に豊かな穂を付けた田んぼの稲刈りが行われた。

白鶴酒造(神戸市)が日本酒の情報発信と屋上緑化の一環で行っている酒米づくりだ。

同社は優良な酒米として「白鶴錦」を独自に開発し、2007年に品種登録した。
白鶴錦は、酒米として知られる「山田錦」と比べて粒や中心部のデンプン質が大きく、日本酒として醸造したときに味わい深いのが特長。

昨年、初めて東京支社屋上でプランター100個で白鶴錦を栽培し、約20㌔の酒米を収穫した。

2年目となる今年は、本格的な田んぼ約70平方㍍を造成し、6月に社員と家族などが参加して田植えを行った。
今年の収穫量は35~40㌔を見込む。

収穫された酒米は、今年2月末に酒造免許を取得したばかりの東京支社内の醸造所で、日本酒として醸造する。

出来上がった“地酒”は6階のショールーム「白鶴銀座スタイル」で開くイベントなどで振る舞う予定だという。
小田朝水東京支社次長は「水田を屋上緑化策としても広めていきたい」と環境対策にも活用する考えだ。


フジサンケイ ビジネスアイより

投稿者 trim : 2008年10月29日 15:09