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2009年10月29日

東名崩落、同構造の盛り土320カ所

駿河湾を震源とする8月の地震で路肩が崩落した東名高速道路牧之原サービスエリア(SA)付近と同様の盛り土で建設されている地点が、東名や中央自動車道などに計320カ所あることが中日本高速道路の調べで分かった。

同社の地震災害検討委員会と中日本高速によると、路肩崩落は盛り土内部で発生した。

盛り土は建設当時の施行規定にのっとっていたものの、現場は雨水が集まりやすい地形だったうえ、盛り土に使用されていた泥岩が風化しやすかった。

同委は、長年の雨水で盛り土の下半分が風化し、地下水位が上がって強度が低下していたところへ、地震が追い打ちをかけて崩落したと結論づけた。


中日本高速は同SAの崩落を受けて、管轄する高速の盛り土構造を調査。
▽水が集まりやすい地形
▽地下水位の高さ
▽使用されている土砂の岩質が風化しやすい
――の3つを基準に調査した結果、
▽東名80
▽中央道140
▽東名阪道30
▽北陸道20
――など崩落現場と同様の構造が計320地点あった。

320地点について中日本高速は現場点検して安全性を確認するとしている。【石原聖】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2009年10月29日 11:53