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2009年11月01日

直売所甲子園

全国から103の農産物直売所が参加して行われた「直売所甲子園2009」で、山梨県中央市の「道の駅とよとみ農産物直売所」(飯室隆人駅長)が最高賞の初代グランドチャンピオンに輝いた。

循環型農業への取り組みなどが高く評価された。

全国直売所研究会の主催で開催された直売所甲子園には、県内6カ所を含む全国103直売所が出場。

9月4日の第一次審査で応募書類をもとに「店舗外観」「商品」「サービス」などから22カ所を選考。

9月28日の第二次審査では審査員が現地調査を行い、最終選考に進出する10直売所を決めた。

10月13、14日に都立産業貿易センター台東館で行われた決勝戦では、山梨、山形、千葉、愛知、和歌山、鳥取、福岡、長崎、熊本の9県から10直売所が出場。

スライドを見せながら、12分間にわたって直売所の概要や取り組みをプレゼンテーション。
審査員による質疑応答も行われた。

道の駅とよとみ農産物著直売所は、飯室駅長が
「スイートコーン収穫祭などを通した消費者との交流」
「学校給食への食材提供による地域とのかかわりや地産地消の取り組み」
「収穫体験ツアーなど都市部住民との交流」
「生ごみや汚泥から作った堆肥(たいひ)を利用する環境保全型農業推進」
「豚肉など地元産の素材にした加工品の充実」
などをPR。

みごと初代グランドチャンピオンの座を射止め、優勝旗と賞金の100万円を受け取った。

10月22日には関係者が県庁に優勝報告に訪れた。
中央市の田中久雄市長は「農産物を作るときも堆肥を還元するなど循環型農業でやっているところが評価された」と誇らしげに語った。
直売所に農産物を搬入している生産者の代表者は「最高の栄誉を得ることができた。生産者一同が一丸となり、11年にわたって積み重ねてきた結果」とあいさつした。


横内正明知事はネギ、トウモロコシ、ブロッコリーなど直販所の製品の数々を手に取りながら、「私たち県民にとっても、初代グランドチャンピオンは大きな誇り。県内のほかの直売所もとよとみを追い抜く気持ちでやってほしい」と語った。


その他の各賞は、以下の通り。

▽絶品加工品賞=道の駅竜北氷川町物産館(熊本県)
▽日本一あたたかい直売所賞=ほのぼの芦田農園白井駅直売所(千葉県)
▽最強チームワーク賞=JA鳥取いなばJAグリーン千代水店(鳥取県)
▽日本一笑顔が素敵なスタッフ賞=農事組合法人わくわくふれあい市(長崎県)
▽日本一元気なおかあちゃん賞=産直あぐり(山形県)
▽新開玉子賞=JA福山市松永青空市(広島県)

産経新聞より

投稿者 trim : 2009年11月01日 19:53