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2011年10月02日

環境修学旅行

北九州市が企画する「環境修学旅行」が好調だ。

2010年度は7校645人を誘致。
2011年度は12校約970人まで増える見込みだ。

バスガイド役に市立大の学生5人を起用し、予習・復習用にとハンドブック「エコたび」も2000部作り「環境」を売り込む好機として新規開拓に力を注ぐ。

29日午後、長崎市立朝日小の6年生18人を乗せた観光バスが八幡東区に到着すると、上田ゆかり・北九州市環境観光担当課長(41)と同市立大3年の串間穂奈美さん(20)が乗り込んだ。

早朝に長崎をたち佐賀県の吉野ケ里遺跡を見学してきたという。
前方で串間さんがマイクを取った。
「かつての北九州市では工場から煙や汚れた物を出して、海は『死の海』と呼ばれて大腸菌もすめないといわれました。今はとてもきれいです」と公害克服の歴史を説明する。

若松区のエコタウン地区では、コピー機などOA機器のリサイクル工場と自動車リサイクル工場を見学。
両工場間を歩いて移動できるのは全国で最もリサイクル工場が集積する強み。
車が大型プレス機で圧縮されると「かっちょいい!」と歓声が上がる。
熊川萌衣(めい)さん(11)は「教室で勉強したことを実物で見られて分かりやすかった」とほほ笑んだ。

この後、海岸沿いの風力発電を見学し、廃棄物処理場跡地でドングリの植樹体験もした。
昨年に続いて2度目の環境修学旅行を松尾恵子教頭(52)は「観光旅行は家族で行ける。修学旅行でしか行けないというのが大事な視点です。環境問題を自然と考えられる内容ですね」と評価する。

北九州市を訪れる修学旅行生は年間17万人余。
その多くはスペースワールドで遊んで次の目的地へ去っていく。
環境修学旅行が広がれば、宿泊に結びつき更なる経済効果が生まれる。
目指すは「北九州だから、北九州しかできない」修学旅行だが課題も多い。
上田さんは「人気の体験学習も含め、いかに多くのメニューがそろえられるかです」と力を込めた。

毎日新聞より

投稿者 trim : 2011年10月02日 13:23