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2014年02月03日

里川づくり

水無川、葛葉川、金目川、鈴川、渋田川など、秦野、伊勢原、平塚市を流れる金目川水系で里川づくりを進めようと、「湘南里川づくりフォーラム2014」が2日、東海大湘南キャンパス(平塚市北金目)で開かれた。

地域住民や市民団体メンバー、行政関係者ら約100人が参加。

里川づくりについて全国先進事例の講演、生き物観察会など里川教育の実践例の報告などを行った。

2011年に流域の市民団体、行政、学校などでつくった「湘南里川づくりみんなの会」(藤野裕弘会長)が主催した。
地域の自然、暮らし、文化を育んできた古里の川である金目川水系各河川の再生を検討する狙い。

基調講演では、九州大大学院の島谷幸宏教授が、福岡市の樋井川での市民協働型流域治水の取り組み、東京都杉並区の善福寺川での里川づくりなどを紹介。
住民団体のネットワーク化、行政、教育機関との連携を進めることで、自然環境の保全再生、地域の活性化、洪水対策などを進められると指摘した。

講演後は分科会を行い、みんなの会に所属する「鶴巻ホタルの会」「くずはの家えのきの会」「金目川水系流域ネットワーク」などの住民団体が活動を報告し課題を議論した。

里川教育の分科会では、「NPO法人東海大学地域環境ネットワーク」が、自然観察会や生物モニタリング調査で、子どもたちに生き物との触れ合いや川遊びを経験させる重要性を語った。
参加者は「学校や親は安全面から川遊びをさせたがらない」「子どもたちの安全確保は重要だが、一歩進める必要がある」「大人がお膳立てをする必要がある」「さまざまな企画、イベントで人を集めたい」などと、議論を繰り広げていた。


神奈川新聞より

投稿者 trim : 2014年02月03日 11:36