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2014年07月07日

北海道で大規模太陽光発電

GSユアサグループのユアサ商事が、北海道釧路市内で建設中の大規模太陽光発電所「ユアサ商事釧路川ソーラーパーク」がこのほど竣工し、2014年7月1日より運転を開始した。

本発電所は、同市内の自社所有地約1万6,500平方mに設置し、最大出力規模が約810kW、年間予想発電量が約96万kWh(一般家庭約260世帯分の年間使用電力量に相当する規模)となる。

自社所有地を活用した太陽光発電施設のテストプラントとしては2013年7月よりテストプラントとして運転中の「ユアサ商事平生メガソーラーパーク」(山口県平生町、出力規模約1200kW)に続き2か所目となる。

本発電所で発電した電力は再生可能エネルギー固定価格 買取制度を活用し、全量を北海道電力に売電する。

ユアサ商事釧路川ソーラーパークの特長は、同社が積雪・寒冷地に再生可能エネルギーを普及させていくためのテストプラントとして建設したことだ。
そこで、以下の3点を分析・評価し、有益な提案を発信していく。

(1)積雪・寒冷地における太陽光発電モジュールやシステム機器の経年変化と影響調査。
(2)2種類のモジュール(単結晶・CIS)の実発電量の調査。単結晶は東芝製、CISはソーラーフロンティア製のモジュールを採用
(3)地盤対策として採用した工法・資材(鋼製杭工法、防草資材)の効果検証。
なお、鋼製杭工法とは、コンクリート基礎を採用できない軟弱地盤帯(湿地帯)にて鋼製杭を採用した工法。
また、防草資材とは、地盤補強と防草対策のため砕石と再生骨材(リサイクル資材)を敷き詰めた工法のこと。
【山内博】

レスポンスより

投稿者 trim : 2014年07月07日 10:11