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2014年08月14日

木津川の流れ橋

台風11号による木津川の増水で流された八幡市と久御山町を結ぶ木造橋「上津屋橋(こうづやばし)」(流れ橋)について、府は橋の構造の抜本的な見直しの検討を始めた。

府道路建設課によると、今回は、台風11号による木津川の増水に伴い、9日午後に橋板と橋脚の一部が流された

山田啓二知事が12日に現場を視察し、「今の方式には限界がある」とゼロベースでの見直しを指示。
これを受け、早期に専門家らでつくる検討委員会を立ち上げ見直し方法を検討する方針だ。

流れ橋は、全長356.5メートル、幅3.3メートルの日本最長級の木造橋。
昭和28年に設置されて以来、木津川のゆったりとした流れと、木造の長い橋が醸し出す風情ある景観は時代劇にぴったりで、1960年代から頻繁にロケ地として使われ、観光スポットとしても親しまれてきた。

一方、増水で流されるのは4年連続で、21回目。
特に平成に入ってからは、11回も流され、そのたびに数千万円の費用をかけて修復してきた。

昨年9月の台風18号でも流され、今年4月に復旧したばかりだった。
橋板は、ワイヤで橋脚と結んでおり、回収して再利用できるが、前回の復旧でも約3,600万円の費用がかかっていた。

産経新聞より

投稿者 trim : 2014年08月14日 11:40