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2014年05月24日

汚れ落ちやすい食器

漆器の製造・卸販売などを手掛ける「三義漆器店」(会津若松市)は東日本大震災での経験を基に、簡単に汚れが落ちるよう表面に加工を施した新商品の食器「エコ&エコ」を開発した。

国内の大手小売店をはじめ米国のアウトドア用品店で販売し、好評を博している。

今年設立50年の節目を迎えた同社の曽根佳弘社長(49)は「伝統の上に新たな技術を積み重ね、新時代のニーズに適応できる商品開発を進めたい」と話す。


新商品開発の契機は震災直後だった。
避難者に役立ててもらおうと支援物資として自社製品の食器を届けたが、水不足で洗えないため食器が敬遠されている現状を知った。
そこで、食器を洗う際の水や洗剤をより少なくする食器作りに着手した。
表面を滑らかにして汚れ落ちを格段に良くするはっ水塗料を大手メーカーと共同開発し、樹脂製の食器に活用した。
曽根社長は「原発事故の風評に負けず、会津産の食器を世界に売り出していきたい」と意気込む。

福島民友新聞より

投稿者 trim : 2014年05月24日 14:39